がん先進医療
- TOP
- がん先進医療
がん先進医療とは
がん先進医療は、新しい医療技術を用いて、がん患者に対する最適な治療を提供します。
従来の三大標準治療に 加えて、先進医療を活用することでがんの進行を抑制し、生存率や生活の質を向上させることが期待されています。
先進医療のメリット
三大治療と
併用が可能
各治療の弱点を補うことで
治療成績を高めることに期待がもてます。
体に負担の少ない
低侵襲医療
副作用が少ない治療で
QOL(生活の質)を保てます。
ステージや種類に
合わせた治療法
日々進化する先進医療なら、
がんのある組織や進行状態など
様々なケースに合わせた治療法を選択できます。
主な先進医療
がん遺伝子治療
がん細胞を
アポトーシス(がん細胞の自殺)へ
誘導し、がんを消失させる
がん抑制遺伝子とは
異常な細胞の成長を制御し、がんの発生を抑制する役割を持つ遺伝子です。これらの遺伝子が機能不全になると、細胞の制御が失われ、がんが発生しやすくなります。
がん細胞の増殖を抑制し、
正常な働きへ
- がん細胞をアポトーシスへ誘導
- 異常細胞の増殖を送らせて排除
- 異常細胞の増殖を抑制する働き
がん抑制遺伝子を投与し
がん細胞の自死へ導く
治療の特徴
-
1がんの原因となるタンパク質のみを標的にする
-
2無限増殖するがんを抑え込み
がんの縮小や進行停止が期待できる -
3これまで治療が難しいとされていたがんに対する効果も期待されており、「がん種」「転移」「再発」「ステージ」問わず治療可能である。
-
4体への負担が少なく、高齢者など年齢を問わず治療が可能
核酸医薬
ノーベル賞受賞の技術
RNA干渉法を用いた核酸医薬
核酸医薬とは
DNAやRNAを使って遺伝子や細胞を修正し、疾患を治療する次世代医薬品です。個別の患者に合わせた治療が可能です。
がん細胞の暴走を
阻みます
人工的に作ったRNAを体内に投与し、がんの元であるがん遺伝子のmRNAに働きかけ、がん細胞を直接攻撃します。攻撃対象が定まっているため正常な細胞への影響が抑えられ、副作用の心配が少ない治療法です。
がんに合わせた核酸医薬で
増殖を抑制
CDC6 shRNA異常な癌細胞の増殖、細胞分裂を抑える
p28 shRNAがん抑制遺伝子を阻害する物質を抑える
shRNAがん抑制遺伝子を阻害する物質を抑える
CDK4 shRNAがん抑制遺伝子を阻害する物質を抑える
IL6 shRNA炎症の抑制、阻害物質を抑える
KRAS shRNAがん化の促進を抑える
治療の特徴
-
1がんの原因となるタンパク質のみを標的にする
-
2無限増殖するがんを抑え込み、
がんの縮小や進行停止が期待できる -
3がん種・ステージ・転移・再発を問わず治療が可能
-
4体への負担が少なく、高齢者など年齢を問わず治療が可能
光免疫療法
がん細胞を光で狙い撃ちし、
さらに免疫力で追撃
光免疫療法とは
身体に害のない特定の光を照射することで、がん細胞を破壊させる治療法です。
さらに、破壊して周囲に散らばったがん細胞由来の抗原に対して、ご自身の免疫細胞の働きで駆除することを目的とした治療法です。
弱らせたがん細胞を
免疫細胞が追い討ちをかける
早期・末期・再発・転移がん
問わず治療の対象
がんのステージと症状
がん光免疫療法は全ステージが治療対象です
標準治療と併用し、複合治療を受けることで、治療成績を高めることに期待が持てます。
コロイドヨード療法
ミトコンドリアを活性化させ
がん細胞を自滅へと誘導
微粒子状(コロイド)のヨウ素(ヨード)をがん治療に利用する方法です。
がん細胞内のミトコンドリアは機能低下を起こしています。コロイドヨードが体内に入ることで、ミトコンドリアを活性化させ、がん細胞を縮小させることが期待できます。
分子標的ワクチン療法
がん細胞の増殖や転移を促す
分子(HER2)を抑制
がん細胞の浸潤・増殖・転移を促進する分子(HER2)の働きを抑制する治療法です。
HER2抗体の働きで、がんの細胞分裂を促進するシグナルを送れなくすることで、がんの浸潤や転移を抑えることを目的としています。
さらに、発現しているがん細胞に対して免疫細胞が攻撃するよう導きます。
これら、がん先進医療は
単体でも受けられますが
併用することで
治療成績を高めることに
期待がもてます
がんにダメージを与えて残ったがんに止めをさす
がんの勢いを削ぎながら免疫力で抑制